西方イルカンド王国から宗主国の游国へ、和平のための贄として後宮へ贈られることにな... もっと見る

西方イルカンド王国から宗主国の游国へ、和平のための贄として後宮へ贈られることになった娘・リーナ。朝貢使一団と共に草原地帯を渡る途中、賊に襲われていたところを見知らぬ游国の男に助けられる。辿り着いた異国の後宮、好奇と侮蔑に耐えながら過ごす日々。ある日、語学が堪能なリーナは後宮のとある騒動に巻き込まる。そのとき相見えた皇帝はあのとき助けてくれた男に酷似しておりーー？男と少女の出会いは、知らずリーナの世界を一変させていた。異国から貢がれたひとりの少女が、持ち前の前向きさと語学を力に、陰謀と秘密で溢れた後宮を駆け上がる、中華風シンデレラストーリー。※「世界を変える運命の恋」中編コンテスト応募作品

親交の証として砂漠の国セーベルハンザへと嫁いだ峰嵩(ホウシュウ)の第八公主・韵華... もっと見る

親交の証として砂漠の国セーベルハンザへと嫁いだ峰嵩(ホウシュウ)の第八公主・韵華(ユンファ)。韵華は婚姻の宴の席で死ぬ使命を負っていた。しかし、それはセーベルハンザの第三王子カミルも同じで……？始まる為政者達への反撃。育っていく小さな恋は世界を変えていく。

『都』に迷い込んだ沙良を保護したのは、都を治める帝。パンツはないけど綺麗な着物。... もっと見る

『都』に迷い込んだ沙良を保護したのは、都を治める帝。パンツはないけど綺麗な着物。お風呂はないけど美味しいごはん。河でおぼれて辿り着いた異世界は、どう考えてもずっと昔の日本に思える。あの、これって本当に異世界ですか……？

昔々、そう語るほどではないある時代、一人の魔女がいた。　不老不死でなければ、空を... もっと見る

昔々、そう語るほどではないある時代、一人の魔女がいた。　不老不死でなければ、空を飛べる箒を携えているわけでもない。　頭に尖った帽子もなければ、そばに黒猫もいない。　それでも、たった一つ、彼女に使える魔法があった。　人を幸せにする魔法。　誰かに幸福を届けるために、彼女は世界中を旅した。　斯くて、人々は彼女をこう呼んだ。　幸せ屋。

昔々、そう語るほどではないある時代、一人の魔女がいた。　不老不死でなければ、空を... もっと見る

昔々、そう語るほどではないある時代、一人の魔女がいた。　不老不死でなければ、空を飛べる箒を携えているわけでもない。　頭に尖った帽子もなければ、そばに黒猫もいない。　それでも、たった一つ、彼女に使える魔法があった。　人を幸せにする魔法。　誰かに幸福を届けるために、彼女は世界中を旅した。　斯くて、人々は彼女をこう呼んだ。　幸せ屋。

ハルティアは王女であり聖女でもあったので『聖王女』と皆に呼ばれていた。浄化魔法に... もっと見る

ハルティアは王女であり聖女でもあったので『聖王女』と皆に呼ばれていた。浄化魔法に優れ、国を守るために古城で魔物を退治する日々を送っていた。危険だからと古城にいるのは付き添いのばあやだけ。ある日、そこへロキと名乗る青年が現われる。久々の客人に喜びもてなすハルティアだったが、実はロキは殺し屋だった。理由があって死を望む聖王女と、彼女を殺しに来たものの、どうも調子が崩されて殺せない殺し屋。そんな二人が旅に出るまでの物語。※中編コンテスト参加の作品のため、きりのよいところで一度完結とさせていただきます。

子供の頃から片耳が聞こえない宝石職人のライラは、社交界デビューを控えた貴族令嬢の... もっと見る

子供の頃から片耳が聞こえない宝石職人のライラは、社交界デビューを控えた貴族令嬢のジュエリー制作を任される。はじめての大仕事にはりきるライラだが、様々な困難に見舞われ作業は順調に進まない。そんななか、どこかで失くした〝死ぬまでにやりたいこと〟リストを、軍警察のネイザンが拾って届けてくれた。ネイザンはなぜか、ライラの夢を叶える手伝いをしたいと言い出す。いつしかライラは、自分を励まし応援してくれるネイザンに、友情以上の思いを抱くようになるが――死と隣合わせの世界で生きてきた女の子が、孤独を乗り越え夢を叶えていく物語（第一部まで）

不思議な色の瞳を持つ娘、ディアナ。彼女は「魔眼の主」として不吉な存在とされ、生ま... もっと見る

不思議な色の瞳を持つ娘、ディアナ。彼女は「魔眼の主」として不吉な存在とされ、生まれながらにして処刑を決められた少女だった。しかし、死ぬ前に、彼女には叶えたい夢がある。それは、聖域――ザンクトゥアリウムに行くことだった。※コンテスト応募作品です。続きの執筆は現時点で未定です。ご承知おきいただければ幸いです。

２００年にも及ぶ長い戦争が終わり、両国は和平への道を歩み出す。だが、そこには深刻... もっと見る

２００年にも及ぶ長い戦争が終わり、両国は和平への道を歩み出す。だが、そこには深刻な問題があった。グプタ皇国民は人の血と魂を喰らう種族だったのだ。食う側と食われる側――その間に横たわる溝は深い。両国間の緊張を打破するため、出された提案は『両国の代表者が結婚し、幸せな家庭のモデルケースを作る』というものだった。王国民の代表として出された令嬢エレナは第三王子と婚約することになる。どんな相手だろうと緊張していると、意外と紳士的で優しくて――？

結婚三年目・28歳の凜香。仕事と家庭の両立に追われながらも、同僚でもある旦那と上... もっと見る

結婚三年目・28歳の凜香。仕事と家庭の両立に追われながらも、同僚でもある旦那と上手くやっていた……はずだった。しかし、部署移動をきっかけに旦那の態度が変わってしまう。忙しいのだろうと、今まで以上に家事を頑張る凜香。しかし、旦那の態度は変わらないまま……。もしかして浮気？そう疑った凜香は、旦那の後をつける。予想通り、旦那は若い女と待ち合わせをしていた。不倫なんて、絶対に許せない。旦那のことも、不倫相手のことも。そして、凜香は決意する。「男装して、旦那から不倫相手を奪ってしまおう！」と。その上で、二人まとめて捨ててしまうのだ。そう決意し、動き出す凜香。そんな中、以前面倒を見ていた後輩に思いを寄せられていたことが分かり……！？

【急逝した父は、王付きの諜報機関機関の長『スパイマスター』だった！】これは運命の... もっと見る

【急逝した父は、王付きの諜報機関機関の長『スパイマスター』だった！】これは運命の激流に飲まれた男装の乙女、メイ•ウォルシンガムの活躍と恋を描いた物語。亡き父の劇団を率いるメイは、突如新王のスパイマスターとして指名される。戸惑いを隠せない彼女の前に現れた「スパイマスターの駒のひとり」を名乗る仮面の男。彼は父の遺言をメイのために預かっていた。それを読んだメイは、「国の運命を動かす側」に立つことを決意する。劇団ジュピターを仮の姿とし、劇作家の美丈夫や、お母さん気質な主演女優、謎の仮面男と協力しながら諜報•防諜組織の長「スパイマスター」として、メイは王国を導いていく。沈みゆく国を守るため、ともに手を取るは年若き王イライジャ。無理難題をメイに持ち掛けながらも、時折見せる切なげな視線にメ…続きを読む

　かつて辺境の森の奥の村で、村人を全員喰らい殺した人狼がいた。 その人狼は何百年... もっと見る

　かつて辺境の森の奥の村で、村人を全員喰らい殺した人狼がいた。 その人狼は何百年という時を生き、人を喰らい続け、王国中で畏怖される伝説の獣として言い伝えられていた。 　だが人狼は、他人の命を奪い、ただ無意味に生き永らえる己の生き方に疑問を抱いていた。 かつて愛していた妻と娘を殺し、自分だけが獣に成り下がりのうのうと生き残っている。 その罪深き過去は、人狼をずっと苦悩と後悔で苛んでいた。 やがて人狼は家族を愛していた事実さえ忘れ去ろうとしていた。 　だがそんな折に、自らを生贄だと名乗る少女が現れる。 その娘は王の命令により、己が人狼に喰らわれることを望んでいた。 その娘は言う。「あなたに喰らわれることで私の生きる意味を見出したい」と。 　人狼はその不可解な娘の言葉に興味を抱き、そして喰らうことをやめる。 やがて言葉を交わすうちに少女は、かつて人狼が滅ぼした村に行きたいと願うようになった。 人狼と娘は、何もかもを失った血塗られた伝承の村へと向かう。 　これは生きる意味を失った怪物と少女が、自らの生きる意味を探す物語。 ※表紙イラストはAIを使用しています。

❀「世界を変える運命の恋」中編コンテスト応募作豊原国（とよはらのくに）のとある村... もっと見る

❀「世界を変える運命の恋」中編コンテスト応募作豊原国（とよはらのくに）のとある村に住む15歳の少女、水彩（みずさ）。彼女は突如、未来を垣間見る力に目覚める。その力を使って占い師として生きることを決めて1年後、都に呼ばれる。どうやら水彩の力は噂となり、都の高貴な誰かの耳に入ったらしい。水彩は都に行くことで何が起こるか未来視しようとしたが、何も見えなかった。――こんなこと、今まで一度もなかったのに。不安を覚えたまま上京し、水彩は都で白髪の美青年・要（かなめ）と出逢う。未来を視る娘と龍神の青年が出逢う時、世界は音をたてて変化する。

妖が統べる国・故妖国。妖の影響なのか平民である人間にも稀に異能を持つ者が現れる。... もっと見る

妖が統べる国・故妖国。妖の影響なのか平民である人間にも稀に異能を持つ者が現れる。予知の能力を持って生まれた美鶴は、気味が悪いと両親からも疎まれていた。愛されることも諦めていた美鶴は、ある日自分の死を予知してしまう。これも運命かと諦めていた美鶴を助けたのは運命すらもねじ伏せる妖の帝・弧月だった。「その力、俺の妻として俺のために使え」死の運命からすくい上げられ彼の唯一の妻となった美鶴。一夜だけを供にし、その後は花を一輪贈られるだけの日々。それでも今までにない穏やかな日々に美鶴の心は癒されていく。そんなとき美鶴の妊娠が発覚し、弧月の寵愛は深まっていくのだった。愛を忘れた娘が優しさに触れ愛を思い出す平安後宮懐妊シンデレラストーリー。妻として、母として――娘は強くな…続きを読む

※【世界を変える運命の恋】コンテスト応募中のため第12話まで区切り、少し期間を空... もっと見る

※【世界を変える運命の恋】コンテスト応募中のため第12話まで区切り、少し期間を空けて続きを投稿します。「この楽園は、私が守る」「君を守る。他の誰にも、触れさせやしない｣　──たとえ、この身を犠牲にしても。妾の子として虐げられる十歳の少女イリゼは、恐ろしく整った美貌の男、天空の大地〈デアテゾーラ〉の領主レドに出会う。彼の目的は、イリゼの母親が生前持っていた特別な指輪にあるようだが、もしかするとレドと血の繋がりがあるかもしれないらしい……。レドはイリゼを頑なに拒み、母親に対しては激しい嫌悪を見せるが、そんなのお構いなしというように、イリゼに眠る力は徐々に覚醒をしていく――「楽園とか、ファミリーとか、後継者とか。そういうのはちょっと……面倒だわ」これは地上で冷遇されて…続きを読む

労働なんてもうイヤだ！悠里は聖女として異世界に迷い込み、そこで趣味の刺繍に没頭し... もっと見る

労働なんてもうイヤだ！悠里は聖女として異世界に迷い込み、そこで趣味の刺繍に没頭しようと決意する。しかし、悠里の美しい刺繍のハンカチは見るものを感動させるだけではなく、聖女の不思議な力を宿していた。異世界で形だけの結婚をしていた悠里だったが、刺繍の力で夫のリオネルを助け、どんどん家族の絆を深めるのであった。

※「嫁入りからのセカンドライフ」コンテストで中間選考を突破いたしました。残念なが... もっと見る

※「嫁入りからのセカンドライフ」コンテストで中間選考を突破いたしました。残念ながら受賞には至りませんでしたが、のんびり書き続けます！『白薔薇の君』と呼ばれた稀代の魔女、セルウィリア。魔導国を代表する魔女であり巫女である彼女は、宰相の策略により、他国の貴族に嫁ぐこととなった。相手を調べてみると悪評しか出てこない。彼女は離縁してもらい、自由の身になる事を望み、他国へ出立する――。一方、夫となるフェリクスもセルウィリアについて調べてみると悪評しか出てこない。理由を見つけて離縁しようとするが、だんだんセルウィリアに惹かれていき――？アルファポリスでも掲載しています。励みになりますのでレビューやコメント良かったらお願いします。展開はゆっくりなので苦手な方はご注意ください。長くなってきたので登場人物を纏めました。

　玉胎晶精《ターシュ・ラヒム》は、地上に数多いる魔性《イブリス》の種族の中でもも... もっと見る

　玉胎晶精《ターシュ・ラヒム》は、地上に数多いる魔性《イブリス》の種族の中でももっともか弱い小魔《ペリ》のひとつ。　いっぽうで、もっとも美しい種のひとつでもある。　玉胎晶精《ターシュ・ラヒム》のひとりであるチャクルは、魔神《シェイタン》の宮殿で養われている。けれど、価値の低い水晶しか生み出せずに肩身の狭い思いをしていた。　主のために、命と引き換えに美しい宝石を捧げることが彼女たちの種族の誇りであり使命なのに。　けれど、ある日宮殿を襲った「敵」がチャクルの世界を変える。　「彼」に連れ出された外の世界で、チャクルは自分に何ができるか、何がしたいかを考え始める。　自らの意思を持って強者に抗う宝石は、人からも魔性からも注目されることになるが──※古き良き少女小説風味のファンタジーの…続きを読む

日、月、地、3つの世界が争いつつも均衡を保ちながら存在する世。日界と月界が停戦協... もっと見る

日、月、地、3つの世界が争いつつも均衡を保ちながら存在する世。日界と月界が停戦協定を結んだ十年後。日界の皇女、瑛蘭（えいらん）は婚約者である地界・仙族　族長の後継者、呂太朗（ろたろう）の元に嫁ぐため、地界へ旅立つ。しかしその道中何者かに襲われ、親友同然の侍女、そして母である日界の皇后を殺される。なんとか呂太朗たちのところへ逃げ延びるが、襲ってきた刺客が月界の人間であることが明らかになり、事件の解明のため、呂太朗との祝言は先延ばしとなる。時を同じくして、女系一族である月界の王室では、ずっと陰の存在であった王子、弦深（げんしん）が姉・宇衣（うい）の突然死を受け王太子の座に着くことになる。幼い頃に一度出会うも違う世界で生きてきた二人の運命は、二つの事件をきっかけに再びつながり合う。

これは、千年を生きると言われ、出会い頭に殺されるとも言われ、目が合えば石にされる... もっと見る

これは、千年を生きると言われ、出会い頭に殺されるとも言われ、目が合えば石にされるとも言われている悪名高い魔術師と、そんな彼女に幼い頃から目を付けていた指名手配中の元皇太子が出逢い、仲間になり、皇太子の座に返り咲くまでの旅のお話。――もしくは、感情を知らない孤独な魔女に、愛を教えるための物語。※こちらはコンテスト応募作品です。コンテストの性質上、物語の第1章を公開しているところ、続きの執筆は現時点で未定です。その旨ご承知の上お読みいただきますようお願いいたします。