異常空間現象『キューブ』の発生で半壊した世界。『キューブ』によって異常化した建... もっと見る

　異常空間現象『キューブ』の発生で半壊した世界。『キューブ』によって異常化した建造物を調査・解決する『企業』　そこで指令室に所属する私は監視カメラを用いて、『キューブ』内を調査して異常の発生源を取り除く調査員へ指示をする。『キューブ』内に発生源を守る様に徘徊する不気味な存在から、調査員を守るべくために。

時は貞享、天下の名君、徳川綱吉の時代。 空が割れて異界の門が開かれる。 門より溢... もっと見る

時は貞享、天下の名君、徳川綱吉の時代。 空が割れて異界の門が開かれる。 門より溢れし犬小人の「こぼると」を一目見た綱吉は深く愛し、直ちに保護せよとの命を発す。 以後もえるふ、どわあふなどが次々に現れ、綱吉はこぼるとと同様に友好関係を築くことに注力す。 ―――そうして異界の知識と技術を得ることになった江戸の世は、異界の力による文明開化を迎えることになる。 それから時が流れて、享保。 八代将軍徳川吉宗の時代となり、江戸の世は飢え知らず、病知らずの太平の世を謳歌していた。 ……が、それはあくまで江戸の世だけの話。 海の向こうにある諸外国は、異界文明と接触したことによる混乱と対立と、異界からの侵攻を受けて大いに荒れてしまっていた。 そんな状況を打破すべく将軍吉宗は、海を渡っての平和を主眼とした介入を決意し、その為の技術と資源を得る為に、異界の門の残滓である『異界迷宮（ダンジョン）』の攻略の命を発す。 その命を拝領することになった御庭番であり武芸百般に通じていた『犬界（いぬかい）　狼月（ろうが）』は親友であるコボルト『ポチ』と共にダンジョンに挑むことになるのだった。 ※第二回アース・スター大賞、奨励賞を受賞、書籍化決定しました！　12月15日発売で絶賛予約中です！ WEB版と書籍版は大筋は同じものの様々な変更があり、別物となっていますので、ご了承ください ※他サイトでも掲載しています ※海外サイト含め一切の転載を禁止しています。

　電気という新たな魔法が夜を照らし、様々な種族が協力し発展を続ける大都会、帝都。... もっと見る

　電気という新たな魔法が夜を照らし、様々な種族が協力し発展を続ける大都会、帝都。　帝国国土交通省国土開発部係長……なんて公務員らしくやたら長い肩書のアルバート・ランカスターは、帝国の実質的な支配者である”偉大なるハーフドラゴン様”こと皇女殿下からの命令を受け、はるばるエルフの森まで文明の灯りをもたらしに行くことに。　真面目な平民出の超エリート官僚の彼だったが、その熱心さゆえに帝国とエルフの根深い対立の本質にうっかり足を踏み入れてしまう。　変化を続ける激動の時代に、上司で恋人の獣人ザフラ部長と厄介な鬼の部下アンナやその他賑やかな方々と共に。　皇女殿下からの無茶振りのせいで走り回る彼の、愛と友情の公僕物語。※全28話、完結しました！

タイトルで説明しきってますが。あんまりにも奇跡的なタイミングだったので、エッセイ...

　神聖マルガリア王国の地方都市ヴァルベロン。魔法研究の盛んなその街の裏通りにある... もっと見る

　神聖マルガリア王国の地方都市ヴァルベロン。魔法研究の盛んなその街の裏通りにある「レクイエム横丁」で、潜りの悪魔祓いを営む男シェーマス・スカーヴェール。　彼の元に、公爵令嬢ミスティ・ティレイグから悪魔祓いの依頼が舞い込む。なんでも親友である、ナダ・ダルシェマールという少女に憑依した悪魔を祓って欲しいのだという。　提示された多額の報酬によって、依頼を引き受けたシェーマスは、ミスティと共に別荘で静養しているナダの元を訪れるが―――　お仕事小説にかこつけて書かれた、ハードボイルドエクソシスト小説でございます。

　尻穴が4次元空間に繋がる能力を得た男は、「光門戦士エタァナル」を名乗り、ヒーロ...

冒険者最大の敵は『寝不足』である。どんなに屈強な冒険者であろうとも寝不足が続いて... もっと見る

冒険者最大の敵は『寝不足』である。どんなに屈強な冒険者であろうとも寝不足が続いては元来の力は引き出せない。ダンジョンはモンスターだけでなく危険なトラップに注意して神経が擦り減るのは勿論、劣悪な環境や偏った食生活などで心身ともに疲弊してまともな睡眠は確保できない。そんな冒険者達に安眠を届けるのが猫の従業員で溢れる【安眠屋ねこま】トラブルの多い新人冒険者ならホットアイマスクとヘッドケアで精神疲労を緩和し、乱れた自律神経を整える。さらに手を酷使する盗賊にはハンドケア。冷え性の聖女にはフットバス＆リフレクソロジー。エルフの引きこもり賢者には耳ツボを。安眠屋ねこまは各種族・各職業にあった施術、アロマブレンド、ハーブティーを駆使して快適な安眠をご提供します！これは寝不足や不眠に悩む者達に安…続きを読む

　始まりの町――イヨークはそれなりに栄えていた。町の大きさはこの世界の上から数え... もっと見る

　始まりの町――イヨークはそれなりに栄えていた。町の大きさはこの世界の上から数えて1、2、3、4……、きっと両手には収まり切る順位だろう。それだけ大きくても名産品は特になし、名物と言えばひとつ変わったものがあるが、イヨークならではの物品はやはりない。それでもこの町がそれなりに発展していたり、『始まりの街』なんて呼ばれるのには地理的に世界の中心に近いなんて理由があった。　イヨークにはどの町や都市にも繋がっている交易路がある。それだけで商人やら冒険者が集まる所謂交易都市として栄えていた。　今日もまた始まりの町に冒険者がやって来る。当然、冒険者は流れの者だ。冒険者は大抵、仕事か仲間を探しにイヨークに立ち寄る。　そんな例に漏れないひとりの冒険者がイヨークの町中で不思議そうに眉を顰めていた。…続きを読む

「くそっ！！もうここまでか！」　勇者は悔しそうな顔をしてバッグの中から”脱出玉”... もっと見る

「くそっ！！もうここまでか！」　勇者は悔しそうな顔をしてバッグの中から”脱出玉”を取り出し、地面へぶつける。　脱出玉とはアイテム屋で売られているアイテム(定価980ゴールド)であり、使用した際、必ず逃げられるという触れ込みの代物。　脱出玉は衝撃で割れ、煙幕のようなものを勢いよく噴出させる。　『脱出玉の使用確認。座標を送ります』　煙幕の中、勇者たちモンスターたちとは別の影が見える。　彼らは『脱出させ隊』　アイテム使用者をなにがなんでもモンスターとの戦闘を終わらせるために出勤する社畜なのだ！

栄華から一転、一瞬にして地獄と化した城塞都市。十万の市民はゾンビとなって死後も彷... もっと見る

栄華から一転、一瞬にして地獄と化した城塞都市。十万の市民はゾンビとなって死後も彷徨い続けている。歩く死体となった人々を葬ってやるために、少女は大群のハエを唯一の武器として地獄（ダンジョン）に挑む。本作は『ツクール×カクヨム　ゲーム原案小説オーディション2022』の為の書き下ろし作品です。

【ツクール×カクヨム　ゲーム原案応募作品】とある街を訪れた41才の会社員の唯一の... もっと見る

【ツクール×カクヨム　ゲーム原案応募作品】とある街を訪れた41才の会社員の唯一の楽しみは、仕事終わりに吸う煙草だった。だが、この街は禁煙地区。たちまち一吸いすれば、向けられるのは敵意の目。男は街から逃げ出すことができるのか、それとも──

...

高一の樹の街では、勝手に動き出す建物がたくさんある。樹が入部したボランティア部で... もっと見る

高一の樹の街では、勝手に動き出す建物がたくさんある。樹が入部したボランティア部では、それらを「タテモノ」と名付けて研究していた。過去にタテモノに取り込まれかけた経験のある樹は、部員たちとともに研究を始めるのだが……カクヨム甲子園応募作品です。

17歳の「私」は3つの死と出会う。自殺、老衰、戦争。強い強い死の魅力に対し、「私... もっと見る

17歳の「私」は3つの死と出会う。自殺、老衰、戦争。強い強い死の魅力に対し、「私」はある考えを生み出していく。「私」が死なないための小説であり、その為だけに書いたもの。未成年の「私」より。青と赤と、たくさんの色が入り交じるこの時代に生きるために。大人になった「私」のために。

...

自分定義カプセル。三十年ほど前に開発された、飲むと自分の向いている事、やるべき事... もっと見る

自分定義カプセル。三十年ほど前に開発された、飲むと自分の向いている事、やるべき事が分かるカプセル。使用するとたちまち脳裏に職業が思い浮かぶ優れモノ、あとはその職業に向けて努力をすれば、大成功間違いなし！賛否両論ありますが、私はこれを使ったおかげで、とてもいい人生が送れています！――40代女性。高校生の悩んでいた時期に、モヤモヤとした気持ちが晴れて、明確にやりたいことが出来る。気持ち的にも楽ですごくよかった。――20代男性。今、人生に迷っている貴方も飲んでみてはどうでしょうか？申し込みはコチラから！それは、ある意味で魔法の薬だった。

とある陸上部員の話。カクヨム甲子園2022ロングストーリー部門最終選考執筆時期：...

星という名が似合わない自分も、太陽の名が似合いすぎる彼も。──大嫌いだった。変わ...

普通の高校一年生の明里はある朝、道に転がるたくさんの目玉を見た。日本各地で見られ... もっと見る

普通の高校一年生の明里はある朝、道に転がるたくさんの目玉を見た。日本各地で見られた奇想天外なこの事件をきっかけに明里の日常は変わり始める。何もなかったはずの日常が変わっていく、そんな明里の五日間のお話。

下級貴族の庶子・スケイルは、父の死を境に生活の支えを失ってしまった。これといった... もっと見る

下級貴族の庶子・スケイルは、父の死を境に生活の支えを失ってしまった。これといった才覚もない彼が飛びついたのは、「ダンジョン管理」という濡れ手に粟の生計手段――だが、その「ダンジョン」はなぜか、年端もいかない少女の姿をしていたのだ。眼も手も届かない異世界から、夜ごと繰り返されるダンジョンアタック。スケイルは彼女を守り、安定した生活を続けることができるのか？