魔物が棲む森に隣接した辺境の街。　そこで昔、子供たちがとある一つの約束をした。... もっと見る

　魔物が棲む森に隣接した辺境の街。　そこで昔、子供たちがとある一つの約束をした。「俺達でこの街の『英雄』になってやろうぜ！」　ただの気まぐれで放たれたこの一言で、幼馴染達は皆それぞれに強くなろうとした。　しかしそれから１０年を経て、俺は『街の郵便屋』をしている。　器用貧乏がたたって早々に『英雄』を諦め、他人よりちょっと魔法と剣と身軽さを持つ一般市民の俺・セルジアート。　しかし他の幼馴染は、未だに当時の夢の途中だ。　俺様気質の次期領主。　最年少で成りあがった教会支部長。　そして一騎当千のソロ冒険者。　彼等は今や、この街の若き三つの護り柱。　それ抜きにはこの街を語れないほどまでにその名声は高まっている。　しかしそんな彼等にも、懸念点が一つだけ。　彼に…続きを読む

未来に王国を救うことになるヴィトセルク王の青春時代。世界は白い降灰により薄闇に包... もっと見る

未来に王国を救うことになるヴィトセルク王の青春時代。世界は白い降灰により薄闇に包まれていた。フレーヴァング城から遠い地方の村で、王子の従者アスートの婚約者が行方不明になった。ヴィトセルクはアスートと美しいハーフエルフの男レヴァルとともに、古城のある村へ、謎を追う。異世界ファンタジーブロマンス物語。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

※第1回ノベルアップ＋小説大賞受賞作。 ※既刊３巻。「コミックファイア」でコミカ... もっと見る

※第1回ノベルアップ＋小説大賞受賞作。 ※既刊３巻。「コミックファイア」でコミカライズ。コミカライズ既刊２巻。 雪菜先輩は俺と同じアパートに住んでいるお隣さんだ。 ドＳで毒舌少女の雪菜先輩は、俺の部屋に来ては罵倒と寝技、ときどき足技で俺を攻撃してくる。 「お仕置きしてほしいの？　欲しがりな豚ね。踏んであげるわ」 「ふふっ。だらしないオス顔……ざまぁないわね」 このように、女子高生に踏まれるのが俺の日常になりつつある。 しかし俺は知っている。あのドＳな態度は過剰な照れ隠しで、本当は俺と仲良くなりたいってことを。 だって……隣の部屋から雪菜先輩の『デレ』が聞こえてくるんだ！！ 『えへへ。今日も大好きな啓太くんのお部屋でいっぱいお話しできたー！　明日こそ、好きって言えるといいなっ』 部屋の壁越しに毒舌少女のあまーい本音が聞こえる、恋人未満の甘々いちゃいちゃ日常ラブコメ開幕！　学園要素も少しあるよ！

エレミヤ聖典騎士団が誇る剣の天才が殺された。犯人は——彼が目をかけていた腹心の部... もっと見る

エレミヤ聖典騎士団が誇る剣の天才が殺された。犯人は——彼が目をかけていた腹心の部下。魔塔より派遣された審問官テオドア・オラニエは、その犯行を確かに視た。どうやって？　——魔術を使って。魔術で視た犯行の記憶は、果たして真実か。違和感の残る記憶にテオドアは、第一発見者であり逮捕された容疑者ロウを牢から連れだした。その首に隷属の首輪を嵌めて。魔術士と騎士の、異世界魔術ミステリー！★本作は、「pixiv」にも同名タイトルで掲載していますが、pixiv版は本作の改稿加筆版となっています。

ドラゴンノベルスより１巻が発売中！！！英雄の父と、大賢者の母の間に産まれたルクス... もっと見る

ドラゴンノベルスより１巻が発売中！！！英雄の父と、大賢者の母の間に産まれたルクス＝フィレンツェ。誰もが羨む血筋を継ぎしルクスは、父と母の良い部分を受け継いで生まれたのだと期待された──のだが、誰もが羨む才能には恵まれなかった。与えられたのは、モンスターを調合して武器や消耗品といったアイテムを生成する支援加護であった。周りからは『無能』だとか『外れ七光り』だとか言われてたルクスだが、エレナ＝ティンベルだけは蔑まなかった。それはエレナが、何らかの理由で実力を隠しているが、ルクスが本当は最強なのだと勘違いしていたからだ。「アイツ、俺にずっと付いてきてるけど──まさか、俺の事が好きなのか！？」「絶対に実力を隠してる。アイツは──とんでもない男になるはず！」お互いの事を勘違いし…続きを読む

現在将棋ミステリー同好会に所属している真野刀利（しんのとうり）は、奇妙な夢を見る...

人と妖怪と妖人が普通に共存する世界のお話。水為ハクは腐れ縁の幼馴染、鳥飛ナオヤと... もっと見る

人と妖怪と妖人が普通に共存する世界のお話。水為ハクは腐れ縁の幼馴染、鳥飛ナオヤと同じ高校へ進学した。入学式の帰り道に妖怪と遭遇してから、ハクの周囲で異変が起きる。一緒に巻き込まれているナオヤは、その記憶をことごとく忘れてしまう。真実を知る腕のない妖人、長館リオから明かされるハクの正体とは……。※以前公開していた同タイトル作品のリメイクです。

料理好きのサラは高校を卒業しても学食のアルバイトを続けていた。そんなサラに幻聴が... もっと見る

料理好きのサラは高校を卒業しても学食のアルバイトを続けていた。そんなサラに幻聴が囁く。「心の目を使うんだ。ミクロネシアの島々を超えて東へ飛んで。偏西風に乗って…君は空を飛べるんだ！」その声は次第にサラの日常を変えていく。ある晩、幻聴の正体が姿を現した。黒髪・長身・イケメンの申し分のない男だった。サラは一瞬にして心を奪われ異世界の料理人なることを決めてしまう。しかし、サラが向かった先、「ビートアイランド」では驚くことが判明する。サラはかなりのショックを受けながらも、ワンパンでやられてくるゴブリンのために「雑魚キャラ超回復飯」の開発に取り掛かる。

　陰謀に巻き込まれた大聖女は神聖力を奪われ、大切な儀式を台無しにした罪で追放処分... もっと見る

　陰謀に巻き込まれた大聖女は神聖力を奪われ、大切な儀式を台無しにした罪で追放処分とされてしまう。 　牢屋に入れられ、追放先でレイプされかける大聖女であったが、美しい長身の男に助けられる。それは昔大聖女が助けたドラゴンの化身であった。 　ドラゴンと共に新たな生活を楽しむ大聖女であったが、自分が追放されたことで街が攻め滅ぼされつつあることを知る。まさに【ざまぁ】ではあったが、大切な人は守りたいと奮闘する大聖女。 　しかし、一度崩れたバランスは元には戻らない。戦乱の世に陥り、人類全体の衰退にまで至ってしまう。 　それを見た世界を統べる存在はこの星の廃棄処分を決定。殺戮の天使が派遣される。 　世界の存亡は大聖女に託された。そして衝撃の展開が……。 　現代日本と地続きの、ただの空想にとどまらない世界が今、始まる。

天文１９年毛利元就は自らの手で家臣の井上元兼とその一家を処刑する。歴史のほんの少... もっと見る

天文１９年毛利元就は自らの手で家臣の井上元兼とその一家を処刑する。歴史のほんの少しだけ残されたその記録には隠された真実があった。この物語はフィクションで登場する人物、事件は一切現実のものとは関係ありません。

蒸気機関都市アンテルシアの片隅で零細郵便社を営むジェイクとケインのふたりは、夜な... もっと見る

蒸気機関都市アンテルシアの片隅で零細郵便社を営むジェイクとケインのふたりは、夜な夜なこのアンテルシアを騒がせる怪盗であった。しかし、美術品や宝石を盗む怪盗ではない。彼らが盗むのは死体である。人の死体を専門に狙う怪盗。墓荒らしから時には死体安置所を襲うこともある。そんな彼らの下へ、ひとりの少女リシアが依頼にやってくる。父の死体を探してほしいという。探し物は探偵の仕事だと断るが、少女は食い下がる。なぜならば、探偵は生者を探すが、死体は探さない。死体を探すのは、彼ら死体泥棒だけである。なにより父の死体は、盗まれたのではない。自分からどこかへ行ったのだ。動く死体。リビングデッド。アンテルシアの暗がりに蠢く怪事件にジェイクとケインは挑むことになる。これは壮大な物語のプロローグ

葛切真菰（くずきり　まこも）…大柄でチンピラのような服装を好む、いかついゲームク... もっと見る

葛切真菰（くずきり　まこも）…大柄でチンピラのような服装を好む、いかついゲームクリエイター。由緒正しい陰陽師の家系に生まれ、一通りの術は使える。霊的なものに感応しやすく、悪念や魍魎に行き逢うと体力精神力共に削られてしまう。性格は傲岸不遜。高圧的で独善的だが、孤独をかこつ生活がジェルミの登場によって終わりを告げる。ジェルミ＝ンキンジンガ…ルワンダから来たインターン生。生粋のアフリカ系だがアルビノイドのため金髪に紫紺の瞳。両手にはアルビノイドに対する虐待の秘密が隠されている。とことん純粋な性根のためか生来の霊的なパワーか、悪念や邪魅を寄せ付けない。真菰に恋をする。

私の前世は、毒で死んだ令嬢。……いえ、世間的には、悪役令嬢と呼ばれていたらしいわ... もっと見る

私の前世は、毒で死んだ令嬢。……いえ、世間的には、悪役令嬢と呼ばれていたらしいわ。 領民を虐げるグロスター伯爵家に生まれ、死に物狂いになって伯爵のお仕事をしたのだけれど。結局、私は死んでからもずっと悪役令嬢と呼ばれていたみたい。今もなお、悪魔探しゲームなんて遊びがご令嬢のお茶会で流行っているとか。 でも、私は自分が悪魔だとは全く思っていない。 必死になって説得を繰り返し、領主の仕事を全うするよう言っても聞き入れなかった家族たち。金遣いが荒く、見栄っ張りな、でも、私にとっては愛する家族。そんな人たちのために、お仕事をこなして頑張って来たのよ。 難しい計算式も年表も、時間をかけながらちゃんと形のあるものにした。領民たちの水道代の計算に作物管理表、来期の予算案に前期の決算に……アカデミーに通っていない私にとって、それは結構大変なのよ？……なのに、私はその愛する家族に毒を飲まされて死ぬの。笑えるでしょう？ そこで全て終わりだったら良かったのに。 私は、目覚めてしまった。……爵位を剥奪されそうな、とある子爵家の娘に。 自殺を試みたその娘に、私は生まれ変わったみたい。目が覚めると、ベッドの上に居たの。 聞けば、私が死んだ年から5年後だって言うじゃない。 窓を覗くと、見慣れた街、そして、見慣れたグロスター伯爵家の城が見えた。 私は、なぜ目覚めたの？ これからどうすれば良いの？ これは、前世での行いが今世で報われる物語。 ※イラスト：Copyright 2021 しゅんせ竣瀬（@SHUNSEIRASUTO）

　Phyllobates terribilis――モウドクフキヤガエル。僅か20... もっと見る

　Phyllobates terribilis――モウドクフキヤガエル。僅か20μgで人を死に至らしめる陸上では最強の毒・バトラコトキシンを持つカエルである。　契約を司る魔王ベクターフィールドは、業務管轄外の事件に首を突っ込みたがる悪癖を持つ婦警・甘粕亜紀と契約を結んでいる。　契約内容は「彼女が必要だと思った事件には、全ての力を発揮して協力する事」　それは時に、この世に相応しくない禍々しい呪いによってもたらされた事件も存在する。　人が手にするには、あまりにも危険な呪いという毒を、魔王という猛毒によって制するため、今日もベクターフィールドはやってくる。…ただし、一々アポイントメントを取る訳ではなく、飯時、就寝時刻は考慮されない…。

1900年英国。ロンドンには"マスカ"と呼ばれる、人の皮を被った殺戮兵器がいた。... もっと見る

1900年英国。ロンドンには"マスカ"と呼ばれる、人の皮を被った殺戮兵器がいた。マスカと戦う軍人"アマラ"であるフランは、七年前に黒幕である悪魔、ファントムに出会っていた。しかし、世間はファントムの存在を知らない。複雑な気持ちの中戦うフランは、ファントムとそっくりな自称名探偵、リュクレーヌに出会うが……？※こちらは戦うイケメンコンテスト用に改稿したものです。

魔力を持たずに生まれ、公爵家の不良品として家を追い出されてしまった主人公。 どう... もっと見る

魔力を持たずに生まれ、公爵家の不良品として家を追い出されてしまった主人公。 どうにか楽して生きたい……。 そうだっ！詐欺師になろう！ と、詐欺まがいな剣術の道場を開くと、厳ついおっさん（魔王）が現れて–––––– 勘違いコメディです！ 主人公最弱、魔王最強 電撃の新文芸4つの挑戦、最終選考！ HJ大賞2020後期　最終選考！ という、何かが足りない作品

美味しいタコを食べるために故郷に帰る、しっとり美味しいお話です。...

巨人機、ロケットナイトを駆り機士達は戦う。それは正義と利害と国家と国民と領土と外...

あらゆる時間軸のあらゆる世界、宇宙とつながっている空間『箱庭』。そこでは『絶望』... もっと見る

あらゆる時間軸のあらゆる世界、宇宙とつながっている空間『箱庭』。そこでは『絶望』という物を集積し、『奇蹟』を生成することが可能だった。その『奇蹟』に最後の希望を賭けて訪れる者には、ある試練が課せられる。それは、そこにいる男と戦って勝利すること。勝利すれば『奇蹟』を得る権利が与えられ、敗北すれば希望の逆、本人にとっての絶望が実現する。――これは、その『箱庭』で戦い続けた、訪れる者の希望を斬り捨て続けた、名もなき者の顛末。

　支援魔術師ハリトは「お前みたいな役立たずなんて邪魔だ」と勇者パーティーをパワハ... もっと見る

　支援魔術師ハリトは「お前みたいな役立たずなんて邪魔だ」と勇者パーティーをパワハラ追放されてしまう。自分の力不足をなげきつつ、困っていたＢランク冒険者パーティーを助けていくことにした。 　だが人々は知らなかった。実はハリトは生まれた時から、魔神ルシェルに徹底的に鍛えられた才人であることを。 　そのため無能な勇者パーティーは段々と崩壊。逆にハリトの超絶サポートのお蔭で、Ｂランクパーティーは手柄を立てどんどん昇格しいく。 　これは自己評価がやたら低い青年が、色んな人たちを助けて認められ、活躍していく物語。そして大陸滅亡の危機を仲間たちと救っていく青年の英雄譚である。