「この村な、今の時期は尺八様っちゅう、淫乱ド変態妖怪が出るから気ィつけぇよ」...

小説家志望の高校生・凛緖は絶賛スランプ中。アイデアをむさぼり、インターネットにの... もっと見る

小説家志望の高校生・凛緖は絶賛スランプ中。アイデアをむさぼり、インターネットにのめり込む日々を送る。ある日、SNSで有紀という書き手に出会う。凛緖は性別・年齢未詳の有紀が紡ぐ文章に惹かれていき――はてなインターネット文学賞参加作品。横読みをおすすめします。

ぼくは10歳の誕生日にお父さんから台風の種をもらった。初めて見る台風が楽しみでた...

鵜飼の佐吉は、飼う鵜の親分『鵜どん』と言葉を交わす。めっきり減った漁獲量、十年間...

　必ずしも24時間の営業が行われなくなった今でも、やはりコンビニエンスストアには... もっと見る

　必ずしも24時間の営業が行われなくなった今でも、やはりコンビニエンスストアには24時間年中無休のイメージが強いです。　太陽輝く真昼も、空気が深い闇の色を纏う深夜も、コンビニは如何なる時間帯でも明るい光を放ち続ける――そう考えると、コンビニというのは時間から置き去りにされた街の中の異物のようにも思えてきます。　そんなコンビニに関する怪異を集めてみました。　昼も夜も関係ない明るい光の下のホラーをお楽しみください。

【はてなインターネット文学賞　大賞受賞作品】古文×現代×ファンキーな御伽草子。誰... もっと見る

【はてなインターネット文学賞　大賞受賞作品】古文×現代×ファンキーな御伽草子。誰もが知るあの古典作品が、令和のネット社会に蘇る！2022/11/5 追記：KADOKAWA様より、当「ファンキー竹取物語」他10編を収録した短編集、「今昔奈良物語集」が書籍化される事となりました。応援下さった皆様、誠にありがとうございます。現在、再重版分が絶賛好評発売中です。宜しければ書籍版の方も是非、お手に取って頂けると幸いです。どうぞ宜しくお願いいたします。URL↓https://www.kadokawa.co.jp/product/322207000257/あをにまる（卑屈な奈良県民bot 中の人2号）個人アカウント：@aonimaru_games

卒業ー。誰もが経験したことのあるその行為には、果たして別れと悲しみしかないのだろ... もっと見る

卒業ー。誰もが経験したことのあるその行為には、果たして別れと悲しみしかないのだろうか？3人の女子生徒は高校の卒業式の後、｢卒業｣とは何かについて考え始める。前に進む人に、或いは立ち止まっている人に。全ての人に贈りたい物語です。

人工子宮が普及して、女性が出産でお腹を痛めなくても良くなった世界のお話。第4回こ...

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「今晩あたり、狐が降るかとおもって」工場に勤めて漫然と日常を過ごす《僕》は、寂れ... もっと見る

「今晩あたり、狐が降るかとおもって」工場に勤めて漫然と日常を過ごす《僕》は、寂れた峠にひとりたたずむ女を見掛けて、おもわず声を掛ける。彼女はひとつに結わえた髪を揺らし、振りかえるといった――今晩、狐が降るのだと。あまりにも現実離れした言葉に戸惑いながらも《僕》は彼女の面影が何処か懐かしく感じられて、一緒に狐が降るまで待つことになる。「あの、何処かで遇ったことがありませんでしたか」「――――それならきっと、想いだしてくださいね」《僕》は指を折るようにひとつひとつ、想い出をたどる。田舎の町。騒がしい蝉の声と噎せかえるような草いきれ。神社の夏祭りと、ゆかたの紅緋い袖。ふたりで火をつけた《きつねはなび》――毎年、新しい夏が巡ってきた、あの頃のことを。

　真夏のくそ暑い日に原爆ドームに課外学習に来ていた和成はひょんな事から親友の天然... もっと見る

　真夏のくそ暑い日に原爆ドームに課外学習に来ていた和成はひょんな事から親友の天然と過去に飛ばされる　飛ばされた先はなんと原爆投下2日前のヒロシマだった　これは２人の少年の不思議で楽しい凄惨な夏の物語・・・・　

月餅殿商店路の一角にひっそりと佇む【BAR古都奈良】。『人』の姿をした彼らが集う... もっと見る

月餅殿商店路の一角にひっそりと佇む【BAR古都奈良】。『人』の姿をした彼らが集うのは嘘か真か怪しい噂話や静かに寛ぐ時間を楽しむため。旅の途中に立ち寄った琥珀と蜜玻を迎えたのは、六科という風変わりな店主だった。この店は……不確かな世界が重なるスペキュレイティブ・フィクション。何を現実と受け止めるかは貴方次第。――お知らせ――＊奈良を舞台にしていますが、あくまでフィクションです。＊本作は『異都奈良の琥珀食堂』と特に密接に連動して展開します。https://kakuyomu.jp/works/16816410413893461604風変わりな街角に、珍客のオンパレード。無さそうで在るかもしれない奈良の都をそぞろ歩きしながら、虚構と現実の狭間を行き来する『超現実世界』の物語。

　いつもケンカばかりしていたアイツに「告白しよう」と意気込んで、昨日まさか告られ... もっと見る

　いつもケンカばかりしていたアイツに「告白しよう」と意気込んで、昨日まさか告られた。　そんな相手とした約束は「明日の帰り、一緒に帰ろう」というもので、だから私は部活が終わると急いで片付け走りだした。　アイツが待つ、正門へと。　これは１組のケンカップルが本当にカップルになってから、初めてする待ち合わせ下校の物語。　◇ ◇ ◇　この作品は、『今日、アイツに告白します』の続編です。　　当該作品へは、こちらから。　　↓ ↓ ↓　https://kakuyomu.jp/works/1177354054918253219

毎年死にたくなる夏休みの最終日。にトラ転。ちょい毒親持ちのキラキラネーム中二男子... もっと見る

毎年死にたくなる夏休みの最終日。にトラ転。ちょい毒親持ちのキラキラネーム中二男子と、明日から夏季休暇で定時退社したい女神の会話。夏休みの終わりはいつも大体死にたくなってたかつての自分と、今そういう気持ちの誰かに。ネットを漂って届けばいいなあと思って書きました。かぎろさんの自主企画「第二回ドゥン大賞　最高の夏休み篇」に寄せて書きました。はてなインターネット文学賞　最終選考に残りました。ありがとうございます。https://kakuyomu.jp/contests/hatena_internet_bungaku#nominatedWorks

「始元の大魔導師を召喚したから、世界を救え」なんて言われても、俺、電気工事士だぞ... もっと見る

「始元の大魔導師を召喚したから、世界を救え」なんて言われても、俺、電気工事士だぞ。 えっ、報酬は金100キロ!? 滅びの足音が近づき、それを防ごうとする人々の善意は虚しく消費されてしまう世界。 そんな中で、現代を生きる電気工事士の技術は、この世界を救えるのだろうか？ HJ小説大賞、二次審査通過。 「カクヨム金のたまご」で紹介頂きました。 扉絵は、カフカ＠ＡＵＣ（@Kavka_AUC）様にいただきました。ありがとうございます。

カクヨムSF研に参加したく、書き上げた新作掌編小説。玉匣-たまくしげ-　乙姫が浦...

貧乏作家志望×無敗の麻雀狂のボーイズ博打物語です実在の人物にはまったく関係があり...

荒廃した世界。暴走したDNA、ミュータントの跳梁跋扈する荒野。恐るべき異形の化け... もっと見る

荒廃した世界。暴走したDNA、ミュータントの跳梁跋扈する荒野。恐るべき異形の化け物の前に、命は無残に散る。ミュータントに攫われた少女は闇の中で、赤く光る無数の目に囲まれ絶望の中で食われ死ぬ定めにあった。奇跡か、あるいはさらなる絶望の罠か。死に場所を求めた男によって助け出されたが美しき四肢は無残に食いちぎられた後である。慈悲無き世界で二人に迫る、甘美なる死の誘惑。その先に求めた生、災厄の箱に残ったものは戦車と一体化し、戦い続ける宿命。愛だけが、か細い未来を照らし出す。

俺は妹の華菜から、「ゲームのキャラ投票に参加して！」と言われた。画面には、円卓の...

誰も居ないはずの森の奥から歌声が聞こえてきた。樹々も動物も、泉の水さえも耳を澄ま... もっと見る

誰も居ないはずの森の奥から歌声が聞こえてきた。樹々も動物も、泉の水さえも耳を澄ましている。出逢ってしまったその声の主は美しく、何者をも魅了していた。人の子に見えても実に不可思議で、森を抜けて追いかけてきたその存在が要求したのは……――お知らせ――◉カクコン６短編賞、中間選考通過。ありがとうございます！