人の目に映らない物ノ怪を討ち、迷える霊を導く『綾貸師(あやかし)』の少女、驪玖(... もっと見る

人の目に映らない物ノ怪を討ち、迷える霊を導く『綾貸師(あやかし)』の少女、驪玖(りく)と晶(あきら)。綾貸師の能力以外何もかもで幼馴染の晶に劣る驪玖は、彼女への好意を抱きつつも自分では相応しくないと思い、告げることができずにいた。さらに、驪玖が敵わない強力な物ノ怪が現れたことで唯一の自信すら失ってしまう。そんな時に、自身の姿──『綾』を貸してくれれば稽古をつけてくれるという綾貸師の幽霊夕宇(ゆう)と出会った驪玖は、条件を受け入れて自分の身体を夕宇に自由にさせるが──。

隣の席に座っている小悪魔リア充フレンチギャルがバイトの面接に来た。初めは喧嘩ばか...

学校でただ一人、紅色に染めた長髪を靡かせる不良の女の子（可愛い）が、息苦しい学校... もっと見る

学校でただ一人、紅色に染めた長髪を靡かせる不良の女の子（可愛い）が、息苦しい学校の外で自分達の居場所を守る短編です。……ちなみに、不良さんやヤンキーさんの間では、喧嘩に使う刃物のことを『ヒカリモノ』というらしいですよ。

私はきっと、異星人(エイリアン)なんだ。だって普通とは違う。私は女で、そして女の...

毎週土曜日、穂香は同じバスに乗る。認知症を患った父に会いに、老人ホームを訪ねるの...

※映画『13日の金曜日』について語っています。ネタバレあります！映画自体は見たこ... もっと見る

※映画『13日の金曜日』について語っています。ネタバレあります！映画自体は見たことがないのに、なぜかそこに出て来るキャラクターのことは知っている、ってありませんか？それの最たるものが『13日の金曜日』なのではないかと思うのです。けれども、あなたが知っている――いや、知ってるつもりになっているその殺人鬼ジェイソン、実はかなり誤解されています。というわけで、このエッセイでは、超メジャーなのに案外正しく知られていないホッケーマスクの殺人鬼、ジェイソンさんについて熱く語らせていただこうと思います。※全5話10000字です

ありがとう...

教会に住まうは、一人のシスター。彼女は毎日祈りを捧げる。終わらぬ祈りは誰がため。...

「アイカル・カラベッタ。私はお前との婚約を破棄する。“呪われた聖女”と結婚なんて... もっと見る

「アイカル・カラベッタ。私はお前との婚約を破棄する。“呪われた聖女”と結婚なんて、まっぴらごめんだからな。」ルドウィッチ王国の、聖女・聖人の血筋であるカラベッタ家の長女アイカル。彼女は『浄化』のスキルを持つ家系で、『不浄』のスキル持ちとして生まれてしまった。その力は、人間の病気やケガを、治すどころか悪化させてしまう。そのため、１００年ぶりの“忌み子”と言われ、生まれたときから嫌われていた。反対に、妹のクヨジアは、歴代最強クラスの『浄化』スキルを持っている。デキる妹に婚約者を取られ、「お前がいると不愉快だ」と国外追放までされてしまった。さらには醜い見た目で有名な、ゴブリンと強制的に結婚させられる。嫁ぎ先は、ゴブリン伯爵と呼ばれるモンスターの屋敷。旦那様は、やっぱりひどい…続きを読む

『中学卒業してもまた遊ぼうな』彼の真摯な言葉は、この世に放たれた時点で杞憂を孕ん...

【まえがき的なやつ】「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコン... もっと見る

【まえがき的なやつ】「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト参加作品です。なんと優秀賞に選んでもらいました。大賞じゃなかったのは残念ですが、上位七人に入っただけでも充分です。奇跡。ありがとうございます！【コンテストのページ】https://kakuyomu.jp/contests/akamidori【あらすじ的なやつ】葵はいつもの公園でぼっち飯をしていた。しかし、なぜか知らない女の子がじっと見てくる。しっしっ、と手で追い払っても、女の子はそこから動かなかった。

　「野菜育ての兄」として、いくつか拙作をカクヨム様にて書かせていただいてる者です... もっと見る

　「野菜育ての兄」として、いくつか拙作をカクヨム様にて書かせていただいてる者です。今回は自身を見つめ直す切っ掛けとして、書かせていただきました。単なる面白くもない自分語り。都合上、セリフは少ないです。ご容赦を。もし、読んでくださった方がいたのなら教えてください。どうやったら、『普通』に生きられますか？※公的な場で、お話し出来る部分のみに絞っています。

夕立で雨宿りする僕が出会ったのは、小さな喫茶店の可愛い少女だった。彼女いない歴十...

「アリシア・フィルタ貴様との婚約を破棄する！」イエーガー公爵家の令息レイモンド様... もっと見る

「アリシア・フィルタ貴様との婚約を破棄する！」イエーガー公爵家の令息レイモンド様が言い放った。レイモンド様の腕には男爵家の令嬢ミランダ様がいた。ミランダ様はピンクのふわふわした髪に赤い大きな瞳、小柄な体躯で庇護欲をそそる美少女。対する私は銀色の髪に紫の瞳、表情が表に出にくく能面姫と呼ばれています。レイモンド様がミランダ様に惹かれても仕方ありませんね……ですが。「貴様は俺が心優しく美しいミランダに好意を抱いたことに嫉妬し、ミランダの教科書を破いたり、階段から突き落とすなどの狼藉を……」「あの、ちょっとよろしいですか？」「なんだ！」レイモンド様が眉間にしわを寄せ私を睨む。「婚約破棄ですか？　婚約破棄なら昨日成立しましたが、ご存知ありませんでしたか？」私の言葉にレイモンド様とミラ…続きを読む

バイト先の先輩からひどい仕打ちを受けているヘッピリの山本。些細なことですぐに「ヒ... もっと見る

バイト先の先輩からひどい仕打ちを受けているヘッピリの山本。些細なことですぐに「ヒィーッ！」と情けない悲鳴を上げてしまうヘッピリ具合。そんなある日、彼は夢の中で悪魔と契約をしてしまう。以降、彼を取り巻く環境は徐々に変わっていき……。＊実在の団体が登場しますが、すべてはフィクションです。＊犯罪や暴力行為を助長する意図は一切ありませんので誤解なきようお願い申し上げます。＊さらには美女もイケメンも一切登場いたしません。ご了承ください。

人はなぜパンツをはくのか？ある男が、その真理に迫ります。...

「ロヒカルメ　ロヒカルメ」魔女は竜に呼びかける。その血を捧げ歌うのは、運命の竜に... もっと見る

「ロヒカルメ　ロヒカルメ」魔女は竜に呼びかける。その血を捧げ歌うのは、運命の竜に巡り会うため。運命の竜は魔女を空の楽園、タイヴァスへと誘う。魔女の伝承を信じ、竜の花嫁に焦がれる魔女、ライカとエリザ。魔女狩りが横行する近世の北欧の村で二人は今日も魂の友である竜に歌を捧げる。

カクヨムWeb小説短編賞2021【短編小説部門】　　　☆短編賞☆を受賞致しました... もっと見る

カクヨムWeb小説短編賞2021【短編小説部門】　　　☆短編賞☆を受賞致しました　読み切りでコミカライズします！（満月の晩に泉にいるのは鶴ばかり）それは誰もが幼い頃から繰りかえし聴かされる御伽噺のような掟だ。静まりかえった泉のほとりでは姑娘がひとり、身を清めていた。その背には鶴が、いた。翼を拡げていまにも舞いあがらんとする、それはそれは美しい鶴が。故にそれは。鶴でなければならなかった。《鶴》――脈々と一族に受け継がれた因襲。鶴とさだめられた娘は満月を映した浄瑞だけを吸い、十年掛けて刺青を育て、天に昇る。つつがなく鶴が昇れば、むこう五十五年に渡り豊穣が約束され天候の禍に見舞われることはないとされる。故に一族は帝から重んじられ、庇護されてきた。鶴には衛（まもり）が就く。従者…続きを読む

私自身の実体験に基づき、不妊治療の概要をシンプルにわかりやすく紹介するエッセイで...

女性として生まれた私は、男性に恋をするものだと思っていた。同級生の女友達から告白... もっと見る

女性として生まれた私は、男性に恋をするものだと思っていた。同級生の女友達から告白されるまでは。嫌な気持ちはなく、付き合うことを決めた。その決断が、価値観も人生も変えていく。※プライバシー保護の関係上、彼女や他の人の名前は仮名にしています。