俺、河合大介（かわいだいすけ）には幼馴染がいる。いや、居た。　一年前に陰口を叩... もっと見る

　俺、河合大介（かわいだいすけ）には幼馴染がいる。いや、居た。　一年前に陰口を叩いているのを見て絶縁状を叩きつけた相手は海原由奈（うみはらゆな）。　いつも姉貴ぶってほんとうに鬱陶しい奴だった。　そんな由奈……いや、海原からある日、手書きの謝罪文が送られて来た。　今更過ぎる。なのに、書かれていたのは「なんでもしますから付き合ってください」　という告白の言葉。　これは可愛さ余って憎さ100倍と思っていたアイツが、やっぱり可愛かったことを思い知るだけのお話。

友達と過ごす修学旅行の夜、すぐに寝てしまうのはもったいない気がした。能力を持つ、...

時計の歯車を飲み込んだことが頭から離れない少女は幼馴染になんとなく話しかけた事で...

　煌びやかな街に富裕層の人々が安穏と暮らす。　見すぼらしい少女は冷たい態度を取ら...

学校ではクラスメイトのいじめを受け、家へ帰っても自分を待っていてくれる家族などい... もっと見る

学校ではクラスメイトのいじめを受け、家へ帰っても自分を待っていてくれる家族などいない高校1年の男子。もう全てを投げ出してしまいたい。そう思いかけた彼を、風変わりな若い男が引き止めた。奇妙な男の部屋で渡された、ある薬。投げやりな気持ちで口に入れた彼だったが——？これは、願ったことが全て叶う薬の話。

公爵令嬢のアリーゼ・バイスは一学年の終わりの進級パーティーで、六年間婚約していた... もっと見る

公爵令嬢のアリーゼ・バイスは一学年の終わりの進級パーティーで、六年間婚約していた王太子から婚約破棄される。壇上に立つ王太子の腕の中には桃色の髪と瞳の|庇護《ひご》欲をそそる愛らしい少女、男爵令嬢のレニ・ミュルべがいた。アリーゼは男爵令嬢をいじめた|冤罪《えんざい》を着せられ、男爵令嬢の取り巻きの令息たちにののしられ、卵やジュースを投げつけられ、屈辱を味わいながらパーティー会場をあとにした。家に帰ったアリーゼは父親から、貴族社会に向いてないと言われ修道院行きを命じられる。一方その頃王太子は国王に呼び出されていた……。　他サイトにも投稿してます。「Copyright（C）2021-九頭竜坂まほろん」・ざまぁ有り（死ネタ有り）

「永別の詩」は、2020年12月に永眠した父との日々を書いたものです。元々詩集「... もっと見る

「永別の詩」は、2020年12月に永眠した父との日々を書いたものです。元々詩集「永別の詩」として公開しておりましたが、この度、エッセイを加筆して、「永別の詩」～亡き父へのラブレター～として、まとめました。詩の部分は重複していますが、また新たな作品として読んでいただけましたら幸いです。

殺人鬼の独白の話となっております。彼の悲しき恋を背負った末の結末です。朗読用に書...

母親に捨てられ、小学校では虐められた上に、中学校では好きな女の子に告白前に振られ... もっと見る

母親に捨てられ、小学校では虐められた上に、中学校では好きな女の子に告白前に振られる……そんな悲劇的な人生を送ってきた結城拓海だったが、高校受験の合格発表で、とある美少女と出会った。自らを雪菜と名乗った彼女は、偶然にも拓海の母親と姿が似ていた。過去の記憶が蘇り、余りのショックに気絶してしまう拓海。だが、いつまでも過去に縛られてはいけないと彼は思った。その後雪菜と友達になった拓海は、初めてできた女友達に、戸惑いながらも心を開いて行く。しかし、雪菜は重大な秘密を隠していた。なんと彼女は、拓海の幼馴染だったのだ。雪菜はそれを隠していたが、拓海はその事に気が付いてしまう。交錯する感情、変化する相手への想い。新たな関係になった二人は、それまで以上にお互いの事を大切に思い始める。

主人公である『先輩』が、学校一のヤンデレ美少女後輩『薦星ゆゆ』に好かれて迫られる...

写真部に所属する高校二年生の遠野柚月には密かな趣味がある。深夜に散歩をして「死体... もっと見る

写真部に所属する高校二年生の遠野柚月には密かな趣味がある。深夜に散歩をして「死体が飾れる場所」を探すことだ。ある深夜、いつものように深夜の散歩に繰り出していると、同じ高校の少女である雨宮小夜子と出会う。小夜子は「夜の神を探している」と柚月にいい、私の目的を手伝ってくれないかと笑う。小夜子の「夜の神」は何者か。柚月はどうして「死体が飾れる場所」を探しているのか。月光に彩られた、犬とピアノと死体の幻想譚。

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　終戦後も戦場の悪夢に囚われたままの追放聖女と戦禍の記憶を消し去りたい銃後の人々... もっと見る

　終戦後も戦場の悪夢に囚われたままの追放聖女と戦禍の記憶を消し去りたい銃後の人々の物語。　僕の婚約者はかつてセプテントリオの妖精姫と呼ばれていた。　銀糸のような癖のない髪に透き通った碧玉の瞳。儚げな美貌に柔らかな微笑をたたえ、誰にでも穏やかに接する彼女は理想の令嬢、いや姫君だ。　彼女は僕の自慢の婚約者だった。僕の身代わりとしてあの泥沼の戦場に彼女が行ってしまうまでは。　ようやく平和が訪れて、帰って来た彼女を僕は生理的に受け付けることができなかった。　何も映していないような虚ろな瞳。周囲にピリピリとした空気をまき散らし、精神を削り取るような緊張を強いるあの眼光。　彼女の精神は今もあの戦場で泥の中を這いまわり、血と糞尿をすすってもがき続けているのだろう。　僕はそんな惨めな戦争…続きを読む

宇宙全ての物理法則を計算する事は不可能である。何故ならばその計算をする計算機の質...

〈あらすじ〉　二十二歳の私は、呪われた二十二歳を生き延びるために、毎日公園で小学... もっと見る

〈あらすじ〉　二十二歳の私は、呪われた二十二歳を生き延びるために、毎日公園で小学生のミカとおしゃべりをする。順調だったはずなのに、ある日突然、左腕が消えていた。左腕はなぜ消えたのか？　唯一呪いの一年を知る祐樹は、常に本人より真剣に頭を悩ませてくれる。でも、彼は何かを隠しているようで——　彼女が気がついてしまったせつなくおそろしい真実とは一体？＊＊＊＊＊SF要素の入った恋愛短編小説です。この短編をもとに長編を書くか悩み中なので、反応をくださると検討の上でとても参考になります。もしよろしければお願いします💦

わたしはブルージュで出会った風景に心を惹かれた。そして写真を撮った。その写真とま... もっと見る

わたしはブルージュで出会った風景に心を惹かれた。そして写真を撮った。その写真とまったく同じ絵葉書が、なぜかお土産屋さんで売っていた。衝動買いして買った絵葉書を、いろんな人に向けて書いてみた。差出人はわたし、受取人は……。『今、悲しんでいる人』『今、怒っている人』『今、逃げようとしている人』『今、ため息が止まらない人』たくさんの人に向けて書いた葉書。でも、それらすべては宛先がないようなもの。しかしどういうわけか、自分宛てにその葉書への返事が来る。どうして——？【この作品が作られた経緯】私は以前、Tシャツ作りに没頭していたときがあります。（今もまだやってますが）しかしながら私は絵を描くのが超下手くそなので、トレースばかりをしておりました。ある日私は、友人である森嶋あまみ…続きを読む

I am composed of A and X, something else...

大昔、戦争で使用された「兵器」によって巻き上げられた塵が空を覆った。以来、世界か... もっと見る

大昔、戦争で使用された「兵器」によって巻き上げられた塵が空を覆った。以来、世界から夏は消え去り、常冬が人類を蝕み続けている……。時は流れ──人類最後の生き残りとなってしまった少年は、ある夢を諦めきれずにいた。

大図書館の魔女ライラは、見習いを卒業して世界の美味しい食べ物を書に残す旅へと出る...

一国の姫から届いたロマンチックな救援依頼。書いてあったのは自らを攫ってほしいとい... もっと見る

一国の姫から届いたロマンチックな救援依頼。書いてあったのは自らを攫ってほしいという一文と小説の一説。訝しむ仲間を制し、リーダーは飛空艇の船首を城へと向けた。なぜなら彼らは、空の義賊の冒険者達だから！義賊達は伊達と酔狂を誉とする。進め、飛空艇ムーンライトマイル号！■本作は、「グループＳＮＥ」及び「株式会社ＫＡＤＯＫＡＷＡ」が権利を有する『ソード・ワールド2.0／2.5』の、二次創作です。(C)GroupSNE(C)KADOKAWA――――――――――――――――――――――――――