単なる実話です。思い出すと涙が出てきます。...

　かつてマスコミに殺人会社と呼ばれたマフィア内の暗殺組織〝マーダーインク〟は、構... もっと見る

　かつてマスコミに殺人会社と呼ばれたマフィア内の暗殺組織〝マーダーインク〟は、構成員であるエイブ・レルズの死と共に崩壊した。　数年後。特異能力と呼ばれる超能力の扱いを巡り、表向きその実在を隠蔽しようとする連合国と、積極的に異能を社会に取り入れようとする枢軸国による第二次世界大戦は、連合国側が優勢となって進んでいた。そんな20世紀半ばのアメリカ。　たいていの組織が、異能の存在しない表の顔〝日向〟と、異能の存在を認める〝影〟との両面を持つ中。マーダーインクは日向を失い、影であるＳＭＩ――シャドウ・オブ・マーダーインクだけで存続していた。　処刑委員会委員長であるファニーが事実上の頂点。組織一の実力者であらゆる超能力を一種類だけ発揮できネイティブアメリカン最強のトリックスター〝コヨーテ〟の名…続きを読む

凍った月、それはわたしだ。勝手に作られたイメージの中で美しいものだと周囲は勝手に... もっと見る

凍った月、それはわたしだ。勝手に作られたイメージの中で美しいものだと周囲は勝手にいつまでも理想を重ねる。忘れないこと、変わらないことを無意識に望まれる。そんな日々の中でわたしは、どんどん疲弊していく。イメージの中の『わたしたち』に囚われたまま……。

王女ゲルハルディーナはこの結婚に不満であった。何せ彼女は弟王子を王位に就けたあと... もっと見る

王女ゲルハルディーナはこの結婚に不満であった。何せ彼女は弟王子を王位に就けたあと彼を傀儡にして自分を実質的な女王にするつもりだったのだ。ところがその魂胆を見抜いた父王はゲルハルディーナを忠臣である辺境伯アンスガルにむりやり嫁がせてしまう。嫌ーッ辺境伯夫人なんて冗談じゃありませんわ私は女王になるべき女ですのよーッ！王都から遠く離れた国境の地に行かされるゲルハルディーナ。はたして彼女は政治的野心を果たすことができるのか？　そして夫のアンスガルはそんな彼女をどう思っているのか？今、ゲルハルディーナの陰謀の日々が始まる──！！

年下の幼馴染は後輩のファンで俺のことを嫌っている。「後輩いじめて恥ずかしくないの...

いつもイライラしてる苛井ライラ（いらいライラ）さんと、いつも穏やかな小田谷カナコ... もっと見る

いつもイライラしてる苛井ライラ（いらいライラ）さんと、いつも穏やかな小田谷カナコ（おだやかなこ）さん。第一話　ライラさんはイライラを抑える方法を知りたいそうです。第ニ話　社内の試験を受けます。小田谷さんは「全然勉強してない」そうです。カクヨムWeb2019短編中間発表に載りました。応援してくださった皆様ありがとうございます。良い思い出になりました。

ルークは、捕らわれた深窓の令嬢を救いに行ったはずだった。捕らわれたのは虫も殺せな... もっと見る

ルークは、捕らわれた深窓の令嬢を救いに行ったはずだった。捕らわれたのは虫も殺せなさそうな、楚々とした美しい少女。潜入に成功したルークが、どう彼女を連れ去るか思案していたところ、令嬢は突然見張りの大男を一瞬で倒したのだ！小説家になろうでも公開しています。

無駄が嫌いな不登校のぼくと巨乳の義姉が、なぜか一緒に月に行くことになった。月での...

ネトゲでネカマをしていた主人公が、実際に女装してデートをしたあとのお話です...

　歌穂には、昼休みになると一緒に学食でご飯を食べる友だちがいる。マーニャと名乗る... もっと見る

　歌穂には、昼休みになると一緒に学食でご飯を食べる友だちがいる。マーニャと名乗る彼女は謎が多く、自分のことをあまり話さない。わかっているのは海外からの留学生であること、勉強がとてもできること、そしてラーメンをこよなく愛しているということだけだ。全3話。

家事ができないのに両親がいなくなった。料理一つまともに出来ずトマトを切っただけで... もっと見る

家事ができないのに両親がいなくなった。料理一つまともに出来ずトマトを切っただけで殺人現場も真っ青な凄惨な状況にしてしまう絶望的な家事スキル。唯一の希望は母さんが残した番号だった。「はい？」やってきた助っ人。モニターに写っていたのは一目でうちに手伝いに来たことがわかる人物だった。やたらでかい業務用の掃除機を背負って、両脇にパンパンに荷物を持っており、布団たたきやらホコリ落としやらが飛び出ている。そして、そんな荷物を抱えていることよりなにより気になったのはーー「メイド……？」「ひゃい！　み、湊人くんの専属メイド、大山花鈴おおやまかりんです」「大山！？」容姿端麗。おっちょこちょいだが家事スキルもすぐれ、家庭科の実習で助けられた人間は数しれず。天真爛漫が服を着て歩いてい…続きを読む

2020年3月『カクヨムWeb小説短編賞2019』最終選考に残りました。魔王城に... もっと見る

2020年3月『カクヨムWeb小説短編賞2019』最終選考に残りました。魔王城に勇者がやって来た！魔王の玉座の間に現れたのは、なんと五十路勇者！？魔王は父親ほども歳の離れた勇者の姿に驚き、勇者の身の上話に耳を傾ける。涙なくしては語れない勇者の人生。身の上話を聞き終わった魔王は、勇者と戦う決断を迫られる！！これはコメディ？　それとも……全４話。第１話は『#第1回匿名コメディバトル』参加作品に若干修正を加えたエピソードです。第２話～第４話は書き下ろし☆コンテスト版に＋αのストーリー展開をお楽しみいただけると幸いです。★☆イメージイラスト公開中！☆★近況ノートでイメージイラストを公開しています。…続きを読む

姥捨山。もしそれがまた復活して、しかもこれを書いているわたし自身も捨てられる対象...

　悠人は罰ゲームで告白することになった。　その相手はクールで少し冷たい、特に悠人... もっと見る

　悠人は罰ゲームで告白することになった。　その相手はクールで少し冷たい、特に悠人に対してはトゲトゲしいクラスメイト、雪葉。　綺麗ではあるものの、『美しい』よりも『カッコイイ』が先に出てしまう容姿。冷静に物事をすすめていき、なんでもソツなくこなすその性格。その二つが相まって、『可愛い』なんて言葉は到底似合わない、ついでに自分にも釣り合わない。そう思っていた。　何はともあれ罰ゲーム、フラれることを前提で告白する。　そしてなぜか成功する告白。罰ゲームです、なんて言う選択肢は悠人にあるはずがなかった…。　悠人に対し今までのトゲトゲしさを残しつつも、急接近し始める雪葉。　終礼後、勝手に悠人の教科書を持ったり、クレープを奢ると言いだしたり…。そして悠人は気づく、雪葉は微妙に分かりにくいツン…続きを読む

ある冬、異常気象の波が北国を襲った。甚大な被害をもたらしたその災害は「雪災」と呼... もっと見る

ある冬、異常気象の波が北国を襲った。甚大な被害をもたらしたその災害は「雪災」と呼ばれ、夥しい積雪は静かに北国を沈黙させていった。しかし十数年も経つ頃には、容赦なく押し寄せる災害級の雪への対策部隊が結成され、日々市民の生活を守るべく奮闘していた。その名も「スノウショベル隊」通称ＳＳ隊、雪掻き隊。頼れるものは、己が肉体と僅かな物資、そしてスコップのみ。これは、とあるＳＳ隊員の、救助の数日間の記録である。※表現の都合上、一部方言を使用しています。※作品内で一部架空の用語を使用しています。※お陰様で「カクヨム短編賞2019」にて最終選考まで残りました。©︎2019 奥山柚惟

とある交通事故から起こった物語。最後にゾクッとしてくだされば嬉しいです...

自主企画同題異話SR -Jan.- 『その涙さえ命の色』https://kaku... もっと見る

自主企画同題異話SR -Jan.- 『その涙さえ命の色』https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054893377445参加作品。カクヨムWeb小説短編賞2019中間選考通過作。村の少女は、人を食う精霊が住むと噂される森に足を踏み入れる。彼女にはどうしても、そこに足を踏み入れなければならない理由があった。やがて、森で迷う少女の前に現れる者はあまりにも白くて――「このことは僕らの秘密だからね」剣も魔法もない、優しい童話のようなファンタジー。

『こんなお話が必要な人』に届いて欲しい、ある女の子が、リストカットの想像をするだ...

勇者パーティーで回復役を務めている青年ノンは、無詠唱で回復魔法を使える『応急師』... もっと見る

勇者パーティーで回復役を務めている青年ノンは、無詠唱で回復魔法を使える『応急師』としてそれなりに活躍していた。しかしある日、新たに『聖女』が仲間に加わり勇者パーティーを解雇されてしまう。聖女の回復魔法はノンに比べて圧倒的な回復力を誇っていたのだ。パーティーを追放されて途方に暮れた彼は、田舎村に引っ込んで治療院を開くことを決意する。勇者パーティー時代のことなんか忘れて、静かでのんびりとした暮らしをしたい。これからは戦いや面倒事にも巻き込まれずに、田舎村で悠々自適なスローライフを満喫するぞ！……ですから、治療とは関係のない依頼はご遠慮ください。そんなお話です。※1/16　第一章、第二章修正※第４回カクヨムWeb小説コンテストにて、異世界ファンタジー部門の特別賞を受賞しました。…続きを読む

大学生の亜依の彼氏、和典はお金持ちの息子。いままで働いたことなどなかったのに、突... もっと見る

大学生の亜依の彼氏、和典はお金持ちの息子。いままで働いたことなどなかったのに、突然アルバイトを始めると言い出した。迫るクリスマス――彼はもしかしたら今年は自分で稼いだお金でプレゼントをくれるのかもしれない。亜依も別のアルバイトをしながら、プレゼントを探すことにしたのだが。