夏休みにボクが不思議な出来事にあっちゃうお話。...

　生ゴミだった私を拾ってくれてありがとうございます、と彼女は自分によくそう言って... もっと見る

　生ゴミだった私を拾ってくれてありがとうございます、と彼女は自分によくそう言ってくる。　感謝されるのは嫌じゃないが、いつまでたっても彼女があの日の彼女自身の事を生ゴミと言うのは気に食わない。　だからそう言われると良くない気分になる。　だけど、そう言ってくる時に彼女はいつも自分が好きな笑顔をこちらに向けてくるものだから、それはそれで嬉しくて少しだけ頭が混乱する。

国見のことがずっと気になっている有紗。この感情は、恋心は、墓場まで持っていくはず...

2021年4月21日 大幅に加筆してKADOKAWA単行本として発売されます。考... もっと見る

2021年4月21日 大幅に加筆してKADOKAWA単行本として発売されます。考古学者の田辺は防衛省に務める旧友から奇妙な遺跡の調査を依頼される。困惑する田辺と共に集められた６人の科学者は遺跡で未知の物体と対峙することになる。そこで７人の科学者達は選択を迫られる。各々が信念を持ってした選択。そして選択から生まれた新しい世界は加速していく。しかしその世界は地に着いたものだろうか？　再び集まった科学者達は己が選択の正しさを実証するために立ち上がる。オーバー３０歳主人公コンテストで大賞を受賞しました。登場人物（氏名/所属/専門分野）田辺薫(たなべかおる)/熊本文化大学/考古学宮笥ゆみこ(みやけゆみこ)/物性研究所/材料学海良義彦(かいらよしひこ)/東塔大学/国際政治学・国際法爾…続きを読む

いつしか婆さんの家に転がり込んだ、曰くつきの猫。「冬は寒いからな。駄目猫の真似だ... もっと見る

いつしか婆さんの家に転がり込んだ、曰くつきの猫。「冬は寒いからな。駄目猫の真似だってしてやるさ」とかなんとか。ある冬の夜、静かに暮す一人と一匹に不穏な影が差す――※　「真冬のもののけ」というテーマでお話を書いてみよう。そんな雑談の中から生まれた、ファンタジー短編です。

顔を上げると、雪の中におかっぱ頭の小柄な少女が立っていた。雪女？一瞬そんな言葉が... もっと見る

顔を上げると、雪の中におかっぱ頭の小柄な少女が立っていた。雪女？一瞬そんな言葉が頭をよぎる。けれど言葉を交わしてみれば、彼女はいきいきと輝いて、あっという間に俺の気持ちをさらっていった。短編です。二話で終わります。「真冬のもののけ」というテーマでお話を書いてみよう。そんな雑談から生まれた、つたない恋の物語。

『冥土喫茶』のコーヒーを飲めば、誰でも冥土に行けますよ。ひよっとしたら死んでしま...

悪魔との契約は慎重に行うべきだ。もしこれから悪魔に遭って契約をすることになったら...

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仕方ないけど、ママっていつも忙しい。「ママって、いつになったらヒマになるのかなあ... もっと見る

仕方ないけど、ママっていつも忙しい。「ママって、いつになったらヒマになるのかなあ」「ずっと、おしごとね？」だから今日は、ママをおいて行くね！！短編連作です。前作、「ママは今日も忙しい」もよろしくお願いいたします。https://kakuyomu.jp/works/1177354054887478506

いまからウン十年前に魔法少女となった花園（旧姓）すみれ。彼女は仲間達と力を合わせ... もっと見る

いまからウン十年前に魔法少女となった花園（旧姓）すみれ。彼女は仲間達と力を合わせ、自らをスカウトした妖精の住むフラワー王国の平和を取り戻したのだが……。最後まで責任取れないなら、中途半端に手を出さないで！そう嘆きながらも築き上げたいまの地位、そして幸せ。そんなすみれの前に『ヤツ』が再び現れる――

社会人三年目の松田健太郎は数か月前から付き合い始めた彼女、斎藤由依と飲みに出かけ... もっと見る

社会人三年目の松田健太郎は数か月前から付き合い始めた彼女、斎藤由依と飲みに出かけて何軒かハシゴした。酩酊した健太郎が次の朝自宅で目覚めると、同じベッドで横たわっていたのは、白くツルツルとした肌の――おじさんだった。しかも人形の。これが彼女の『成れの果て』と思った健太郎は、彼女を引き摺るようにして公園に散策に出掛けるのだが――。

【Rising！の第一話と内容が重複しています。ご注意下さい】　死を平等に告げる... もっと見る

【Rising！の第一話と内容が重複しています。ご注意下さい】　死を平等に告げる者、死神。　しかし死を受け入れない一部の者は、怪しげな呪術師を雇い、死神を撃退してでも命を繋ごうとする。　死神には「この世で起こった事は、全てこの世で解決しなければならない」と言う摂理がある。　そんな相手へと差し向けられるのは、こんな時だけ招集される非正規の死神だった。　雷神と暮らす八頭時男は、そんな非正規の死神の一人。　彼への依頼は、いつも命がけだ。「主要キャラクターの概要・設定」八頭時男：やずときお　普段はサラリーマンをしており、上司に怒鳴られ、先輩に軽んじられるが、非常時――死者に死を告げに行く、生者に仇成す霊を狩りに行く時だけ駆り出される非正規の死神である。　表裏共に報わ…続きを読む

たくさん準備をしたんだ。この瞬間のために。だから、全てを賭ける。...

　空高く霧の海に浮かぶ島で人々が暮らす世界。　辺境の島に住むエシアは、突然、聖女... もっと見る

　空高く霧の海に浮かぶ島で人々が暮らす世界。　辺境の島に住むエシアは、突然、聖女誘拐という身に覚えのない罪状を突きつけられた。思い当たるのは、大けがをして意識不明だった頃のこと。その時に、一体何があったのか。聖女の遺体を探す聖域府の役人から助けてくれたのは、幼なじみのリグリアス。しかし彼は聖女の騎士だった。

始まったときからそれは運命だとおもった。おもっていた。きっと彼もわたしも最初から...

明治39年。女学院にかよう高屋房（たかや・ふさ）は困っていた。それは悪食令嬢とあ... もっと見る

明治39年。女学院にかよう高屋房（たかや・ふさ）は困っていた。それは悪食令嬢とあだ名される大上雪子（おおがみ・ゆきこ）のことだ。放課後の牛鍋屋通いに人殺しの本を愛読する彼女に高屋は苦言を呈しますが、雪子はどこ吹く風。そんなとき、彼女たち二人とすれ違った男の言葉が予想だにしない真実に結びつく。※「九マイルは遠すぎる」へのオマージュが含まれます。

【カクヨムコン短編恋愛部門中間選考突破しました！】コミュニケーション支援ツール、... もっと見る

【カクヨムコン短編恋愛部門中間選考突破しました！】コミュニケーション支援ツール、ファシリテーターのFacili®。これはＡＩである彼女がめぐり合わせた、ある恋の物語。カクヨムコン短編部門用に書き下ろした作品です。一日一話ずつ。起・承・転・結の全四話になっています。少々重たい内容ですが気軽に読んでいただけると嬉しいです。ご感想お待ちしております。注意）文字なのか音声なのか分かりにくかったらすいません。「」は主人公（勉）の発言またはファシリの人口音声。『』はモニター上に表示されている文字。《》はマイク越しに聞こえるハルハルさんの声です。

ある日、東京の真ん中に出現した直径およそ５００ｍの真円の門は、現実とは異なる異世...

池沖 楽(いけおき らく)。27歳、独身。ラノベ作家を目指して、もうすぐ10年。... もっと見る

池沖 楽(いけおき らく)。27歳、独身。ラノベ作家を目指して、もうすぐ10年。新人賞に応募した作品を、最終選考で落とされること3回。四次選考以下なら、もっとある。そんな、うだつの上がらない社会人ワナビのある晩の出来事。＊全裸ヒロイン。＊フルチン主人公。＊下ネタ苦手な方は注意。＊主人公の思想・経歴・性癖、諸々全てフィクション。＊ただし、黒髪巨乳美少女は作者の趣味である。