歳をとっても、記憶が無くなっても、愛だけは残っていると信じたい。...

ピアニストの響子とショコラティエの匠。それぞれ演奏会の前、バレンタインの前と、自... もっと見る

ピアニストの響子とショコラティエの匠。それぞれ演奏会の前、バレンタインの前と、自分の仕事の中でも最も緊張し、かつ最も楽しい季節がやってきます。しかし今年の二人は、何か大きな不安を抱えている様子。お互いに言い合えない不安の元は、どうやって解消されていくのでしょう？音楽やお菓子作りだけではなく、文学にもきっとある、あの不安。作中の曲は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトピアノ変奏曲《「ねえお母さん、あなたに話しましょう」に基づく十二の変奏曲》

母が穏やかに老いていけるのは安心だけど、私がわからなくなるのは苦しかった。私と、...

「海というものがどこかにあるらしいわ」と水槽の人魚が言った。　人魚は生まれた時か... もっと見る

「海というものがどこかにあるらしいわ」と水槽の人魚が言った。　人魚は生まれた時から、リビングルームの水槽の中に住んでいて、本来の人魚の大きさの半分どころか、十分の一……いやもっと小さかったのかもしれない。身体を自由に動かすには彼女の世界はあまりにも小さかったので、自分の身体の方を世界に合わせるしかなかった。

少年漫画を描く少女と少女漫画を描く少年の嚙み合わない恋愛模様。...

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一度目の人生では、父母に尽くし、夫に尽くした結果、非常に惨めな最期を迎えることに... もっと見る

一度目の人生では、父母に尽くし、夫に尽くした結果、非常に惨めな最期を迎えることになった令嬢。死の間際、「もっと自由に生きれば良かった」と後悔すると……気がつけば悲惨な結婚前、十六の年に逆行していた。もう同じ過ちは犯さない！　家族にも夫にも愛は求めない、心ときめかせるもののために生きる！二度目の人生で彼女は夢に向かって突き進み、その結果歴史に名を残す英雄となる。

カクヨムコン8短編賞参加作品ポテチってもう中身少なすぎますよね。子供の頃は食べて... もっと見る

カクヨムコン8短編賞参加作品ポテチってもう中身少なすぎますよね。子供の頃は食べても食べても減らなかったのに、あ、いや、言い過ぎました。もっと中身入ってたらなーって食ってました。そんな中身がスッカスカなポテチの袋の中で、どこかの宇宙の誰かと手を握り合って恋をするSF小噺です。よろしくお願いします。

ある日、隣の席のヤンキーが陰キャオタクである俺に女子力を教えてくれと懇願してきた...

高校2年生の僕、新島亮には許嫁がいる。しかし僕に対してだけ彼女は冷たい。ある日僕...

ある冬の午後、美雪の乗った列車が安全点検のために停まった。そして同じボックス席に... もっと見る

ある冬の午後、美雪の乗った列車が安全点検のために停まった。そして同じボックス席に座る乗客との会話の中で、意外な昔話を聞く事になり……。ありま氷炎様の自主企画「第八回春節企画」参加作品。〈兎（ウサギ、ウサギ……）の登場するオリジナル作品を書く企画〉

乗ると死んでしまうという噂のバス。出会った二人の少女は、それぞれの想いを抱きなが... もっと見る

乗ると死んでしまうという噂のバス。出会った二人の少女は、それぞれの想いを抱きながら、そのバスに乗る。主人公は現実に実感がなく、感情が動くこともなく生きている小学生の女の子。普段は「おかしい子」とまわりから思われないように、普通の子供のように喜怒哀楽を演技して過ごしている。バスの噂にも興味がない彼女だが、最近は、興味が持てる対象が出来た……それは、同じクラスの、孤立した美少女だ。

コンビニバイトでうだつの上がらない生活をしていたおれは、とあるネットの書き込みを... もっと見る

コンビニバイトでうだつの上がらない生活をしていたおれは、とあるネットの書き込みをきっかけに童貞を捨てる決意をした。お金を貯め、入念な下調べをし、ついにその日がやってきた。そして現れた風俗嬢の「ありす」は想像以上に可愛く、おれは緊張してしまうのだが――。

婚約破棄された。あんなに強引にとりつけられた婚約だったのに。しかも長年不在だった... もっと見る

婚約破棄された。あんなに強引にとりつけられた婚約だったのに。しかも長年不在だった母が帰宅してあたしは雪女の娘である雪娘なのだという。雪娘は雪男と一緒になるのが定めだと言われて引き合わされた相手は？安定のらぶあまハッピーエンドです（何小説家になろうからの転載です。

主人公、角馬　偉利は１６歳の高校一年生。陰キャで屁理屈を自覚している少年だった。... もっと見る

主人公、角馬　偉利は１６歳の高校一年生。陰キャで屁理屈を自覚している少年だった。夏休みが終わった２学期。クラスカースト上位層の黒髪美少女、白江　嶺愛によって罵倒されることになる。その理由は不明。無視をしている角馬であったが、ついにキレてしまう。口論の末、言ってしまった言葉。「女の１人や２人、幸せにできるさ」これが始まりだった。彼女は言う。「じゃあ、私があなたの嫁になったら幸せにできるのかしら？」こうなると売り言葉に買い言葉。「ああしてやる！　お前の１人や２人。余裕だ！」学校が終わって家に帰ると立派な夕食ができていた。１人暮らしなのになぜ？そこにいたの白江の姿だった。

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https://dragon-novels.jp/product/hikikom... もっと見る

https://dragon-novels.jp/product/hikikomori/322003000604.htmlドラゴンノベルス様にて書籍化させて頂きました。これも応援して下さった皆様のおかげです。オリキャラちゃんも居るので、ご興味が有れば買って頂けると大変嬉しいです。主人公のセレスは母に技術を叩きこまれた錬金術師である。錬金術師としては天才であり、採取の為の危険行動も苦と思わず、戦闘能力も高い。だが彼女には致命的な欠点が有った。余りにもコミュ障だったのだ。その結果才能を腐らせ引き篭もり、切れた母の手で見知らぬ地に放り出される。途方に暮れながら街に向かい、コミュ障を全力で拗らせつつも才能を発揮。只々人に会わない選択をしているだけだが上手くいき、それと共に勝手に街も…続きを読む

十八歳になる結菜は冬の寒空の中座っていた。そんな彼女が出会ったのは透明人間のカフ...

俺、赤月正人は、狼男の父親と人間の母親の元に生まれた、言わば狼人間ハーフだ。満月... もっと見る

俺、赤月正人は、狼男の父親と人間の母親の元に生まれた、言わば狼人間ハーフだ。満月の光を浴びると、俺の全身の体毛は濃くなり、両手足の爪は鋭く伸びて、耳も体毛に覆われて大きく尖る。小さい頃から父さんの変身は何度も見てきたし、男はみんなそうなんだと、俺は思っていた。でも。それは間違いだった。小学校２年の時。初恋の人チイちゃんに誘われて皆既月食を観に行った俺は、変身した姿を見たチイちゃんに『バケモノ』と言われてしまったのだ。それ以来。俺は満月の夜の姿を人に見られないように気をつけるようになった。のだけれど。高校１年の皆既月食の夜。うっかり、クラスの学級委員長ことイインチョに見られてしまい…さらに、イインチョの秘密まで知ってしまうことになり…？！

佳月は挫折した。酒におぼれ、暗い部屋に閉じこもり、自堕落な生活をしていた。佳月は... もっと見る

佳月は挫折した。酒におぼれ、暗い部屋に閉じこもり、自堕落な生活をしていた。佳月は母親に家を追い出された。さまよい続けた挙句、用水路に落ちて死んだ。そして出会った。不死者の王、エルダーリッチの少女に。その少女の瞳は綺麗だった。蒼が煌めく橙色が掛った淡紅色の、東雲色の瞳を持っていた。佳月はそれに魅せられた。